1級への道① 1級ってどんな資格?

簿記には1級から4級があるのは、皆さんご存知だと思います。しかし、多くの人が2級を取ったあと、1級を目指しません。

通信講座などでも、2級の教材や3級・2級セットの教材はよくありますが、1級まで扱っているのは珍しいです。

なぜ、1級を目指さないのでしょうか。

まず、簿記1級とはどんな資格なのかを知っていきましょう。



簿記1級の難易度


簿記1級の合格率はだいたい安定していて、10%台です。

3級、2級と比べるとぐっと低くなりますね。
しかも、簿記1級を受験するのは本気で簿記資格のスペシャリストを目指す人々なので、その中での10%というのは、相当難易度は高いと思ったほうが良いでしょう。

だからこそ、1級が取れれば大きな価値があります。



簿記1級の試験範囲

商業簿記、会計学、工業簿記、原価計算
この4つが1級の試験範囲です。

2級が簿記の基本知識といわれていますが、そこに会計学と原価計算が加わるイメージですね。

日商簿記のホームページを見ると、1級は「財務諸表規則や企業会計に関する法規を理解し、経営管理や経営分析ができる。」資格とあります。

2級は財務諸表が読めたり作れたりする資格でしたが、1級になるとその規則や法規まで理解するようになり、経営分析や経営管理に役立ちます。



簿記1級をとるのはこんな人


経理のスペシャリスト、企業の取締役、そして、税理士や会計士を目指す人がこの資格を目指しています。

簿記1級をとると、税理士試験の受験資格がもらえます。簿記1級から、より難易度の高い税理士資格へのステップアップも考えられますね。



簿記1級のメリット


簿記1級をとることのメリットは、何といっても簿記のスペシャリストとして認められることです。
多くの人が2級で辞めてしまうので、1級を持っていることは就職や転職において大きなアピールポイントになるでしょう。

そして、税理士の受験資格がもらえることもメリットの一つです。
税理士試験は学歴などの条件を満たさないと受験資格がもらえませんが、簿記1級をもっていると受験資格がもらえます。

今後、税理士資格の取得を考えているなら、簿記の知識は必須ですし、1級にチャレンジしてみる価値はあると思います。

つぎは、1級を目指すための勉強について、考えてみましょう。