1級への道② 1級を目指すための勉強とは

簿記1級といえば、合格率10%程度の難関資格です。

どんな勉強をすれば良いのでしょうか。



勉強時間について考える


まず、勉強時間について考えてみましょう。

資格予備校のコースが参考になります。
6か月、9か月、1年のコースがありますが、1級未経験者は9か月から1年のコースを受講する人が多いようです。

つまり、少なくとも9か月間の勉強が必要ということになるでしょう。

時間に換算してみると、例として資格予備校の83コマコースで考えます。

1回の講義が2時間45分なので、83×2時間45分=約228時間です。
これに、毎回2時間の予習復習を加えるとプラス166時間となり、全部で394時間です。

試験直前は勉強時間をさらに増やす場合、けっきょく合計500時間くらいの勉強が必要な計算になりますね。

これを9か月で割ると、1か月約56時間の勉強時間になります。
1日で考えれば、2時間程度の勉強を毎日、ということになりますね。

「意外とできそう」と考えるか、「毎日2時間も時間がない」と考えるかは、その人の状況次第ですが、忙しい人が勉強時間を作るための工夫についても、<忙しい人の勉強法>のページでご紹介します。



勉強の仕方について


次に、勉強の仕方について。

まっ先に考えるのが、独学で挑戦するか通信講座や資格予備校を利用するか、ではないでしょうか。

結論から言うと、500時間を要する試験に独学で挑むのはかなり難しいです。

もし、勉強の仕方や方向性を間違えたら、500時間という取り返しのつかない無駄が生じてしまいます。難関資格である1級には、よく練られた講義と教材で臨むのが良いでしょう。



教材と講義を選ぶポイント


では、どんなポイントで教材と講義を選べば良いでしょうか。

まず、通学か通信かで迷うと思いますが、

・費用負担
・時間の融通
・自分のペースで勉強できる
という3点を比べると、通信教材のほうが勝っています。

しかし、通信教材の場合に心配なのは、わからなくなった場合に講師に直接質問できないので、途中で挫折してしまうのではないかということでしょう。
この心配は、資格の勉強を始めるうえで最も大きな心配でもありますね。

そこで、通信教材を選ぶ際には、質問サポートがどれくらい充実しているかがチェックポイントになります。

たとえば、質問の方法、解答スピード、無料か有料か、サポートに回数制限はあるのかをチェックしてみましょう。



サポートの充実度もポイントの一つ


また、自分に合ったサポートがあるかどうかも重要です。

メール質問だけよりは電話サポートがあると良いのですが、勉強時間が早朝や深夜の場合は電話サポートの受付時間外であることが多いので、メールサポートが充実していることがポイントになります。

このように、サポートそのものと、自分に合っているかという2つの側面からチェックして、納得したうえで選ぶことが重要です。



通信教材のメリット・デメリット


通信教材の場合、一度教材を選べば、テキスト内容に沿ってインプットと問題演習を進めていけば、試験範囲の勉強が網羅できます。

ただ、通学講座と違って、1回の勉強量は自分で考えなければならないので、うっかりしていると本試験までに試験範囲が終えられないことがあります。
つまり、通信教材の場合、スケジューリングも重要です。

2級までの勉強をしたことがある人なら、だいたいどれくらいのペースで勉強を進められるか感覚が掴めていると思うので、試験範囲全体の勉強時間をざっと試算し、試験までの日数と自分が勉強に充てられる時間から、1回の勉強時間を計算してみましょう。

そして、重要なのが実際に勉強を始めてみて、自分が考えていた時間では終わらないと思ったら、スケジュールをマメに作り直すことです。

勉強が進んでくると、今まで多くの時間がかかっていた部分に時間をかけなくても良くなってくることもあるでしょう。
そういう場合にも、スケジュールを作り直して、常に最適な勉強時間を把握しておくことが大切です。

1級は難関試験なので、スタート時点で方向を誤ると取り返しがつきません。

教材、勉強時間など自分でコントロールできる部分は常に見直して、より良いものにしていくような心づもりで進めていきましょう。